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老朽化のり面地質調査

ソイルサンプラー工法

吹付のり面の老朽化

乾燥収縮・凍結融解などによるひび割れ
施工後、自然環境にさらされ吹付厚さが薄い(5~10cm)吹付のり面は、乾燥、凍結融解等によるひび割れ、空洞化および背面地山の風化など経年劣化による老朽化が進行し、のり面の安定性が損なわれ、崩壊の危険性が高まるなど深刻な状態になっている箇所が確認されています。

主な老朽化の種類
  • 吹付材自体の劣化
  • 吹付と地山の密着性低下
  • 風化による地山強度の低下

ソイルサンプラー工法とは

調査機によるコアの採取
ソイルサンプラー工法は、老朽化したモルタル吹付のり面の背面(地山)からコアを採取し、空洞や風化状況、地質構成を直接観察できる調査工法です。
小型・軽量の調査機に簡易足場や引き上げ用の車輪を装着しているため足場の設置やモノレール等の運搬は必要としません。
また、すべり面(のり面)に対して直角にコアボーリングすることにより、崩壊の80~90%を含む表層崩壊の調査を簡易に行うことができます。

特長

  1. 地質調査機は小型・軽量(約100kg)であり、調査機に引き上げ用の車輪(収納式)、簡易足場を装着しているため、現場内小運搬、足場の設置が不要で、コストダウンとともに交通規制を大幅に削減できます。 
  2. 調査機の設置は、小型ウィンチで調査位置まで引き上げ、コンクリートアンカー等で壁面に固定するだけであり、施工性・安全性に優れています。 
  3. 表層崩壊の地質調査に対応できる5m程度のせん孔が可能です。また、のり面(地表面)に対し直角なコアが採取できるため、のり面対策工の大部分の工種に対応することができます。(急傾斜地の約80%が崩壊深さ2m以下)
  4. 採取したコアを直接観察できるため、吹付材の強度・厚さ、吹付背面の空洞、地山の地質構成、風化深度など、多くの情報から、のり面の崩壊、崩落などの危険性の把握とともに災害を未然に防ぐ対策工の設計に反映できます。

施工の流れ

地質調査機(ソイルサンプラー)

地質調査機(ソイルサンプラー)
サイズ:幅1.08×長さ1.4×高さ1.9m
重量:90kg(足場、タイヤ装着時)/分解時最大18.1kg

1.調査機の運搬

調査機の運搬
不陸・狭小箇所などでは分解し、人肩運搬が可能

2.調査機の引き上げ

調査機の引き上げ
ウインチで調査地点まで引き上げ

3.調査機の固定

調査機の固定
コンクリートアンカー等で本体を固定

4.せん孔

せん孔
せん孔状況(亀裂進行のり面)

5.コアの採取

コアの採取
コア採取(46-30mm Wコアチューブ)

6.検尺1

せん孔深度確認
せん孔深度確認

6.検尺2

検尺
コア箱に収納・掘進長検尺
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