ソイルサンプラー工法
吹付のり面の老朽化現象
ソイルサンプラー工法とは
特長
- 調査機(ソイルサンプラー)は小型・軽量で、引き上げ用の車輪、簡易足場を装備しており、ボーリングマシン調査に比べ、モノレールや索道運搬、足場仮設などを省略でき、コストダウンとともに施工性・安全性に優れています。
- 事前調査で特定したひび割れや風化の進行など、劣化・老朽化の著しい箇所や、長大法面や急傾斜など崩壊のリスクが高い任意の地点を効率的に調査できます。
- のり面・すべり面に対し垂直方向にせん孔し、採取したコアから風化状況を確認できるため、崩壊頻度の多い小~中規模崩壊※を対象とした地質調査に適しています。※「切土補強土工法設計・施工要領」によると急傾斜地の約80%が崩壊深さ2m以下、約90%が3m以下の頻度で発生
- 採取したコアを直接観察できるため、吹付材料の強度・厚さ、吹付背面の空洞、地山の地質構成など多くの情報を得られます。